表情筋エクササイズは噛むことが第一歩。口のまわりの筋肉を動かすことで表情筋を鍛えることができます。実際にやってみると思っていた以上に表情筋が動きにくいことに驚くかもしれません。
最初は無理せずに出来る範囲でおこないましょう。特に顎関節症の人は注意して下さい。
慣れてくるとこなせるエクササイズの回数が増えていきます。筋トレと同じなので継続こそが力になります。簡単なものから始めて回数ややり方を増やしていくといいですね。とにかく毎日続けること。これが表情筋エクササイズの効果を出す最大のポイントです。
それでは、ステップ1のガムエクササイズのやり方をご紹介します。
STEP1 『ガムエクササイズ』
生活が不規則で日々の食事だけで噛む回数を増やすのは難しいです。そんな方はガムを使って噛むことを週間にしましょう。
一回の食事で噛む回数は約600回と言われています。板ガムを1枚、10分間噛むと何回噛んでいると思いますか?なんと、これだけで約550回噛んでいるそうです。
たった一枚のガムで1回の食事と同じだけ噛むことができるのですね。このガムを使った表情筋エクササイズからスタートしてみましょう。
<用意するもの>
- ガム 板ガム1枚 もしくは 粒ガム2粒
- ガムをかんでやわらかくしてから始める
- 顔の筋肉を大きく動かすイメージで大きくゆっくりとガムを噛む
- その時使う歯の位置から、ガムがずれないよう注意しましょう。舌を使ってガムの位置をキープすることがポイントです。
- 右の奥歯で10回噛む
- 左の奥歯で10回噛む
- 右側の奥歯と前歯の間で10回噛む
- 左側の奥歯と前歯の間で10回噛む
- 前歯で10回噛む
やりすぎは禁物です。1日2~3回までにすること。やりすぎると顎に負担がかかりすぎて顎関節症になる可能性があります。また、歯に詰め物をしている場合や仮歯を入れている場合は注意して行なって下さい。
<ガムエクササイズの副効果>
ガムエクササイズを毎日続けることで下記の副効果も期待できます。
- 舌を使うので舌の筋肉が鍛えられることにより二重あごがシャープになる
- 噛み癖が改善され、顔の歪みが整い左右のバランスがよくなる
- 唾液の分泌を促すことで口臭や虫歯、ドライマウスの予防改善になる