きれいの魔法 ナチュラル眉の作り方 二法田サトシ

きれいの魔法では、これで完璧!今どきナチュラル眉の作り方が特集されました。ヘア&メイクアップアーティスト二法田サトシ(にほうだ・さとし)さん提案のナチュラル眉。自眉が薄い人・濃い人2パターンに分けた毛の整え方&描き方をご紹介しますね。コツは毛をなるべく切らない、抜かないことなんですって。この特集楽しみです!

「今どきのナチュラル眉、3つのルール」
rule1  自眉を育てる・・・まずは1ヶ月間気長に生やしてみましょう。
rule2  自眉の状態によって描き方を変える・・・自眉を生かして描くのがコツ。自眉の状態によって描き方は2通りあります。
rule3  描き方に慣れたらアレンジを楽しむ・・・ほんのりアレンジを加えるだけで、顔の印象が大きく変わりますよ。

自眉の育て方
この形を基本にして育てていきましょう!
①眉頭  鼻筋と目頭の中間の、毛の生えている最も下の位置
②眉山  白目の外側の延長線上
③眉尻  小鼻と目尻を結んだ延長線上

●自眉が薄い人・・・1ヶ月伸ばすうちになじんで、必要な毛とわかります。特に眉が細い人は、アイホール寄りに生えてくる下側の毛は、ほとんどが必要だと考えてくださいね。1ヶ月たったら、はさみやかみそりは使わず、基本の形からはずれた毛だけを抜いていきましょう。

●自眉が濃い人・・・毎日必ずやるべきことは、スクリューブラシで毛を上向きにとかすことです。長い毛も上向きになることで本筋になじむので切らずにすみます。とかしたあと、アイホールのムダ毛だけを抜いてください。

自眉の薄い人の描き方
濃淡3色のアイブロウパレットで立体的に!
  1. ベージュのパウダーをアイブロウブラシにとり、自眉の延長線上あたりから内側に向けて色をのせます。
  2. 同じベージュのパウダーをブラシに足して、眉全体の上下に太さを出していきます。まずは眉中から眉尻にかけてのせ、続けて眉中から眉頭にかけてのせます。今ある眉の形よりも思い切って太く描くこと。
  3. ブラシにライトブラウンのパウダーをとり、眉の中心ラインを描きます。眉中から眉尻、眉中から眉頭の方向で順に描いていきます。ベージュとの色のグラデーションが自然な感じに。
  4. いったん鏡で確認し、眉尻など毛が生えていなくて薄く見える部分をダークブラウンのパウダーで埋めます。あれば極細のアイライナーブラシを使い、1本1本描き込むようにして。
  5. ブラウンのアイブロウマスカラのブラシをティッシュペーパーで軽く拭いて余分な液をとります。眉尻から眉頭に向けて毛を起こすようにとかし、毛の内側にしっかり色をつけます。
  6. 眉頭から眉尻へ向けて、斜め上方向に小刻みにブラシを動かします。毛流れが上向きに。
自眉の濃い人の描き方
ダブルアイブロウで形を整えます!
  1. ダブルアイブロウのパウダーを使い、眉頭にあてて、目頭側へとぼかし込みます。最初に眉頭を描くと、眉尻の長さなど全体の形が把握しやすくなり、顔に立体感も出ます。
  2. 日本人の眉は、眉頭の毛は上向きに、眉中以降の毛は横(または下)向きに生えていることが多いんです。このふたつの毛が交差する部分は毛がたまって濃く見えるので描かず、眉中から眉尻にパウダーをのせてボリュームを出していきます。
  3. 眉尻のラインを、ダブルアイブロウペンシルで描きます。眉山や眉尻の上側はあえてラインをとらず、パウダーをふわっとのせる程度であいまいに仕上げるのが今どきの眉なんですよ。
  4. 全体を観察して、薄く見える部分をペンシルで描き足します。毛を1本1本描くような気持ちで、繊細に描いていきます。描き込みすぎるとベッタリとして立体感がなくなるので注意しましょう。
  5. 毛のたまっている部分をアイブロウマスカラで明るくトーンアップさせます。まずは眉尻から眉頭に向けて毛を起こすように塗り、眉中の毛の濃い部分には数回重ねましょう。
  6. 眉頭から眉尻へ向けて、斜め上方向に小刻みにブラシを動かします。毛流れが上向きに整います。

眉毛は永遠のテーマ。メイクの悩みベスト3。だからこそ特集してくれると助かりますよね!